10月27日(金)に中外文化交流センター、遼寧省文化と観光庁、中国駐東京観光代表処、東京中国文化センターの主催にて、遼寧省の文化・観光資源を日本の皆様にPR し、交流するために「2023遼寧文化と観光海外プロモーション」が開催されました。

(オープニングセレモニーの様子)

当日は「遼海慕情」ミニコンサートから皆様をお出迎えし、遼寧省文化と観光庁の盧錫超副庁長より「遼寧省は中国東北部の南、黄海と渤海の沿岸に位置し、日本とは一衣帯水の関係で、中日友好交流の重要な目的地であり、 遼寧省の自然風景は特に良い条件に恵まれている。そして遼寧省の人文資源は唯一無二で、紅山文化、三燕文化、清以前の文化が長く続いており、省内には6つの世界文化遺産がある。 遼寧省の工業文明は、並ぶものが無いくらいとびぬけており、「新中国工業の発祥地」、「共和国の総領」として知られ、遼寧省の民族文化は独特で、満州族、モンゴル族、西博(シボ)族、朝鮮族などの独特な民族風習があるため、是非遼寧省へおいでになり、本場の東北地方の民間伝承を体験してほしい。」とご挨拶されました。

(盧錫超副庁長のご挨拶)

また、中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表からは「千山や海食崖など観光客を魅了する自然が豊かで、瀋陽故宮などの世界遺産、刺繡や鼓楽などの無形文化遺産の豊富な遼寧省には無限の魅力があふれている。そして文化観光だけでなく、工業や農業も盛んな遼寧省は日本の多くの県や市とも友好関係を結んでいる為、是非今回のイベントを通して、遼寧省と日本各地との人文交流、経済貿易交流における深い協力に寄与し、さらには両国が文化・観光交流協力の分野で互恵の成果を挙げ、共に発展するための強固な基礎を築くことになると信じている。」とご挨拶されました。

(欧陽安首席代表のご挨拶)

中華人民共和国駐日本国大使館の陳諍公使参事官からは、当日は文化部王賀二等書記官の代読により「このイベントは、日本の皆様に遼寧省の自然景観を体験し、素晴らしい文化パフォーマンスを楽しみ、版画の体験を通して、中日文化・観光交流の促進に積極的な意義をもたらした。 この場をお借りして、遼寧省大連市が「2024年東アジア文化都市」の称号を授与されたことをお祝い申し上げるとともに、今回のプロモーション活動を契機として、文化・観光分野における両国の人と人との交流がさらに拡大することを願っている。」とご挨拶されました。

また、日本側の来賓を代表し、公益財団法人日中友好会館の小川理事長、日本政府観光局の橋本次長からもご挨拶をいただきました。

(会場の様子)

遼寧省の文化遺産をテーマとしたプロモーション映像の視聴や、地域・観光に関するプレゼンテーションを行い皆さんに遼寧省の魅力をお届けし、そして遼寧省の版画「「版話」―『脊獣(中国の「鬼瓦」)宝典』白黒木版画制作体験イベント」をお楽しみいただきました。

(ご来賓の方が版画体験をされている様子)

(刷られた版画)

会場には100名様以上がお越しいただき、「遼寧省はあまり知らなかったが、今回のイベントを通して身近に感じることができた。是非行ってみたい」など、多くのお言葉をいただきました。

おすすめの記事