2025年11月13日、中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表が西武文理大学に招かれ、「你好!中国」をテーマとした中国文化・観光特別講座を開催しました。本講座は、現代中国の発展成果の紹介と中国の文化・観光資源の魅力発信を目的としたもので、当日は約200名の学生・教職員にご聴講いただきました。

講座の様子
講座では、中国駐東京観光代表処が日本向けに行っている中国文化・観光情報の活動や、その成果について紹介が行われました。続いて、中国の観光事情を説明し、特にインバウンド観光の推進、航空宇宙、現代的な交通網やインフラ整備など、多岐にわたる分野での顕著な成果をわかりやすく解説しました。また、北京、麗江、張家界、四川、上海、海南など、各地の豊富な観光資源を取り上げ、多彩な自然景観と深い文化的魅力を画像と動画で紹介しました。

交流の様子
講座後には、西武文理大学の八巻和彦学長が進行役を務め、学生との自由交流の時間が設けられました。会場は活気に満ち、学生たちは積極的に質問し、欧陽安首席代表との対話を楽しむ姿が見られました。
交流の中で、欧陽首席代表は学生の質問に答えながら、これまでの学習・仕事の経験を語るとともに、日本語学習のコツを紹介しました。また、自身の経験を交えつつ、文化の保護・継承や青少年交流といったテーマについて学生と意見を交わしました。さらに、欧陽首席代表は「中国と日本は一衣帯水の隣国であり、互いにとって重要なパートナーです。国と国との親しさは民と民の親しさにあり、心が通じ合うことで真の友情が育まれます」と述べ、日本の若者たちが中日友好の担い手となり、その絆を次世代へとつないでいくことへの期待を示しました。
また、中国外交部が最近、日本国民の中国渡航に対するビザ免除措置を2026年末まで延長したことにも触れ、「この機会を十分に活用し、ぜひ中国を訪れ、ありのままの中国を見て、感じてほしい」と呼びかけました。
参加した学生からは多くの反響が寄せられました。日本人学生の一人は、「中国には学ぶべき点が数多くあります。日中友好の担い手として、友情の種を次の世代へとつないでいきたい」と語りました。また、ベトナム出身の留学生は「中国の壮大な自然に憧れます。休暇を利用してぜひ自分の目で中国を見てみたい」と話し、中国への強い関心を示しました。



