2025年9月19日から21日まで、中国駐東京観光代表処や株式会社中国テレビなどの共催による「ウエノデパンダ中秋節2025」が東京・上野公園で盛大に開催されました。今年のイベントは従来の伝統を引き継ぎ、「パンダ」を媒介に、「中秋」を橋渡しとし、3日間で延べ10万人以上の日本の皆様や海外からお客さんの来訪者を集め、「你好(ニーハオ)!中国」の文化ブームを再び巻き起こしました。

(9月19日の開幕式の様子)


開幕式では、中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表が挨拶を行い、1972年の中日国交正常化以来、中国政府が日本に贈呈したジャイアントパンダ「カンカン」「ランラン」が上野動物園に到着して以降、パンダは常に「中日友好の使者」として両国国民の深い絆を結んできたことを振り返りました。また、中秋節は中国の重要な伝統行事であり、家族の団らんや美しい時間を分かち合う象徴であると強調。今回の「ウエノデパンダ中秋節」を通じて、より多くの日本の皆様に中国伝統文化の魅力を感じてもらい、中国に親しみ、理解を深め、そして好きになってほしいと述べました。

(図2:イベント会場の様子)


今回のイベントでは、日本の著名なパンダ写真家・高氏貴博氏や、パンダ関連グッズの専門店と中国駐東京観光代表処が共同で設けたブースが大きな注目を集めました。会場では、詳しい観光案内のほか、写真展示や抽選会といった体験型の企画を通じて、中国各地の豊かな観光資源が生き生きと紹介されました。特に高氏貴博氏によるパンダ写真展とサイン会は大勢の観客を惹きつけ、会場内でも最も人気のあるエリアのひとつとなりました。また、上野案内所は「地元の強み」を生かし、多彩なパンダ関連グッズを展示・販売し、観光客の人気を博し、会場全体に濃厚な祝祭ムードを添えました。

さらに会場には、美食試食、文創体験、舞台パフォーマンスなど40以上のブースが設置され、熱気あふれる賑わいとなりました。愛らしいパンダ着ぐるみのパレードや、遊びながら学べるインタラクティブな企画などを通じて、参加者は楽しい雰囲気の中で中秋文化の温かさと中国観光の魅力を体感しました。

「ウエノデパンダ中秋節2025」では、日本の市民や訪日観光客に中国文化の魅力と独自の観光資源を体感できる場を提供しただけでなく、中日文化交流を促進し、両国国民の友情を深める新たな活力を注ぎ込みました。

おすすめの記事