天津市|Tianjin

 天津市(てんしんし)(Tianjin)について紹介します。

概要 

 天津市は中国の直轄市であり、東に渤海を、北に燕山を臨み、海河が市内を悠々と流れます。
 海、山、川が一体となる天津市の自然風景は、独特な雰囲気を醸しだしています。
 誕生から600年余の歳月を経てきた天津市は、近代中国百年の中でも、際だつた地位を占め、今も大きな存在感を放ちます。
 中洋折衷で昔と今を併せ持つ文化は独特な文化資源となり、天津市は近代中国史の縮図とも言える様相を呈しています。

面積 

 約11,917 km²

気候(平均気温・降水量・ベストシーズン) 

 亜寒帯冬季少雨気候。
 夏前(5月~6月)と秋(9月~1月)ころが最も過ごしやすい。北京から近く、四季がはっきりしており気候は北京に似ている。春は乾燥し、夏は暑く雨が多い。

観光名所等 

 ●天津アイ
 天津アイは海河にまたがり、橋の上に建てられたアジア唯一の観覧車であり、天津のランドマークの一つです。観覧車の直径は110メートル、一度に384人の観光客を乗せることができます。1周約30分、最高地点に達すると、その40キロ先まで見渡せる眺望が広がります。
 ●黄崖関長城
 黄崖関長城は天津市薊県東山に位置する万里の長城です。その歴史は北斉の時代にまで遡り、明代の名将戚継光が薊鎮総兵を務めた時に黄崖関を改修しました。
 この関所の建築の特徴として、城壁の材料にそれぞれが不規則な形状のレンガと石を用い、さらに中空と中実のレンガが同時に使われて点が挙げられます。
 黄崖関長城は関所、城、駐屯地、砦、土台、水関といった建築が全部備えています。山に連なり、河を跨る黄崖関長城は巧妙に構成され、雄大さ、険しさ、美しさを併せ持った威容を誇ります。
 ●古文化街
 古文化街は天津の一番有名な老舗や工芸品を扱う商店が密集する街区です。現在の古文化街には百軒近い店が立ち並び、その多くは天津を代表する老舗です。
 街角には中華的、天津的、文化的、歴史的な雰囲気が溢れ出ており、地方色が濃い特徴的な商店として、楊氏の年画、張氏の泥人形、魏氏の凧の店などが知られています。
 ●盤山
 天津の北部に位置する盤山は、中国15大名勝の一つとされ、北京の東に座していることから「京東第一山」と称えられています。
 盤山の見どころは「第一に松、第二が石、第三が水」とされています。
 歴史上、多くの皇帝がこの地を愛し、なかでも清乾隆帝の遊行は32回にのぼり「盤山のことを早く知っていたら、江南に行くことはなかった」とまで称賛したとされます。

主な特産品 

食文化 

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